GUNDAM SEED DESTINY PARODIES

「忠臣蔵?」~第13話異聞~


「ど~ん、ど~ん」
闇に鳴り響く山鹿流陣太鼓(ジン太鼓?)。
大石隊長率いる47機のモビルスーツ部隊が、今まさにキラ邸に討ち入ろうとしていた。
赤いモノアイがあたりを見回す…ゾノの後継機と思われる、ザフトの新型であろうか?
「各々方、狙うはキラの首ひとつ!…いざ突入!」

「キラはどこだぁ~!」
キラ邸を蹂躙していくMS隊。

一方、キラはラクスに手を引かれ、とある場所に…。
「ここは…古い倉じゃないか。この中に隠れろと…?
 まさか、クラインだけに倉の中…なんていう寒いギャグじゃないよね」
「いいえ…、今のあなたにはこれが必要と思いましたので」
倉の中には、そびえ立つ白いMSの姿が…。
「ガン…ダム…?」
「ちょっと違いますわね。これはZGMF-X10A改『スーパーフリーダム』です」
「スーパーフリー…って、ちょっと嫌な感じ…」
「フリーダムを修理したついでに、シモンズ主任にこっそり改良していただきましたの」
「これを、僕に…」
「思いだけでも、力だけでも…だめなのです」
「君は、誰?」
「わたくしは、ラクス・クラインですわ。
 近頃、偽者もいらっしゃるようなので、お間違いなく」
「はいはい…良くわからないけど、乗ればいいんだろう?」
「では、いってらっしゃいませ」(にっこり)

「見つけたぞ!この倉の中だ!」
「吉良大和之介殿!お覚悟!」

倉の扉が開放された瞬間。
「キラ・ヤマト、行きま~す!」
復活したフリーダムが、倉から飛び出す。
マルチ・ロックオン!全砲門斉射!
次々と撃破されていくMS隊。

しかし数で勝るMS隊は、ひるまずに攻撃を仕掛ける。
その中の一機が放ったビームが、フリーダムへの直撃コースへ。
避けられない!直撃する!…とキラが思った瞬間。
「?」
突然、舞い降りた赤い機体が割り込み、シールドでビームを防ぐ。
「こちらFAITH特務隊…アスラン・ザラだ!
 聞こえるか?フリーダム…キラ・ヤマトだな」
「アスラン…?」
「ミネルバに合流しようと降下している途中で、戦闘を発見し…来てみれば…」
「どういうつもりだ?ザフトは内輪揉めしているのか?」
「いや、一部のテロリストの仕業なのか、それとも議長が何か…?俺にもわからん!
 とりあえず、この介入は、俺個人の意思だ!」
「アスラン…」
「蹴散らすぞ!」

最高のコーディネーター…キラ・ヤマト、そして、伝説のザフト・レッド…アスラン・ザラ、
この2人に連携攻撃されては、どんな敵もひとたまりも無い。
哀れ…四十七士はあっさりと撃破されてしまった。

さすがは「ガンダムSEED DESTINY」…新年一発目から、燃える展開だぜ!
…って、そんな訳な~い!今日は、放送ありませんから~!…残念!

「これって、初夢?」

2005.01.01.


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