GUNDAM SEED DESTINY PARODIES

「ネオ屋台」


「ネオ屋台」というものが流行っているそうです。
カラフルな車で主にエスニック系の食べ物を販売する、目新しい屋台のことだとか…。

とは言っても、「種デス」ファンなら、違うもの想像しますよね。
「ネオ屋台」と聞いて、ネオ・ロアノークが屋台やってる所を想像した人…挙手!
は~い!!!(…元気が良くてよろしい)。

では、「種デス」バージョン…
もしも「ネオ屋台」が本当にあったら …行ってみよ~う!

もちろん、店主はネオ・ロアノーク。
「さぁ、子猫ちゃん、俺のラーメンで温まっていかないか?」
なんて、子安ボイスで言われた日には、腐女子たちの長蛇の列が…。

例の3人もお手伝いしてます。
ステラたん「…ラーメン……茹でるの…。好き……だから」
ニダくん「ボーッと茹でてっけどさぁ、この麺のコシ、マジ凄いよ」
おや?オクレ兄さんは…???
この場所まで、ほとんどひとりで屋台引かされて、ヘタっているようです。

やって来たのは、ミネルバ・クルー。
メイリン「艦長!ブルー25デルタ…屋台です!」
タリア「よし!まずはレイとルナマリアを偵察に出す」

レイ「ラーメン!」
  「いいかルナマリア、味を確認するためには基本のラーメンが一番だ」

ルナ「あたし、チャーシューメン!」(レイの言うことなど聞いちゃいない)
ニダ「へい!お待ち~ぃ」
レイ「チャーシュー落とすなよルナマリア、落としても拾ってはやれない」
ルナ「意地悪ね!」(あ~あ、アスランと一緒が良かったなぁ…)
  「あら、このスープ美味しい~!」
  「このスープ何でダシ取ったんですか?
  …な~んて、と~っても聞いてみたいんですけど~。いいですか?」

ニダ「あ、これ…ザムザザー…いや、カニでダシ取った特製スープでさぁ」
ルナ「へ~ぇ、カニでダシなんて…屋台にしては豪華ですね」

キュピ~ン!
…湯気の向こうにぼんやり見えた姿に反応し合った、ネオとレイ。

レイ「油断するな!タダのラーメン屋じゃない!」
ネオ「おいおい、タダのラーメン屋なんてある訳ないじゃないか、
  ちゃ~んとお代は払ってもらうぜ!白い坊主くん。
  ラーメン400円。あ、そっちのチャーシューメンのお嬢ちゃんは600円ね」

レイ&ルナ「安~い!」
レイ「この味でこの値段とは…至急艦長に連絡だ!」

報告を受け、ぞろぞろやって来たミネルバの面々。

ルナ「アスラ~ン!」(強引に隣を確保)
アスラン「君…何?」
ルナ「あたし、ルナマリアです。ルナマリア・ホーク」
アスラン(それはわかってるから!)
ルナ「はい、メニューどうぞ。何にします?」
アスラン(メニューを見る目が一点で止まる…『フカヒレラーメン』)
  「フカヒレ入りで、たった800円…なら食うしかないじゃないか!」
ルナ「じゃあ、あたしもフカヒレラーメン!」
アスラン(この女、まだ食うのか!?)
ルナ(アスランと一緒にお食事のチャ~ンス!)
  「英雄と一緒にお食事なんて、光栄だわ!」
  「実はあたし、あんまり上手くないんです、ラーメン食べるの…。
   割り箸って、なんか使いづらくって」

アスラン「箸のせいじゃない。君は麺をつかむ瞬間に手首を捻るクセがある…」
  (ついアドバイスしてしまう、アスラン)
アスラン「…こんなことばかり得意でも、どうしようもないけどな」
ルナ「そんなことありませんよ。生きるためにはまず食べることが必要です」

メイリン(アスランを姉に取られて仏頂面)
アーサー「い~や~ぁ…そ~れにしても豊富なメニュー…、
  どれにするか迷ってしまいますね」

タリア「アーサー、早く決めなさい!屋台での食事はスピードが命よ!」

そこへ通りかかったのはオーブ軍の皆さん。
兵士「トダカ司令!ここが今話題の屋台です」
トダカ「今まで通い慣れた店に背を向け、流行っているからと新しい屋台に…。
  こういうの恩知らずって言うんじゃないかと思うんだがね、俺は」

兵士「司令、それでは噂のラーメンが…」
トダカ「知るか…俺は日本蕎麦が好きなんだ」
兵士「はっ!進路変更!いつもの蕎麦屋に向かいます」

さらに、ジュール隊まで登場。
イザーク「あれが最近噂のラーメン屋か…。
  急げっ!もたもたしていると売り切れまでに間に合わんぞ!」

屋台に着いたイザークたち、アスランを発見!
ディアッカ「おひさしっ」
イザーク「貴様ぁ~、こんな所で何をやっている!?」
アスラン「そんなことはどうでもいい!今は注文を急ぐんだ!」
イザーク「わかっている!」
アスラン「相変わらずだな、イザーク。お前たちもフカヒレラーメンでいいか?」
ディアッカ「グゥ~レイトッ!フカヒレだぜっ!」
イザーク「うるさいっ!勝手に決めるな!民間人が~ぁっ!」
アスラン「いや、今は俺、FAITHだから…」
イザーク「なにぃ~っ!俺を差し置いてまた出世したのか!?くっそ~!!!」
ネオ「他のお客さんもいるんでね、静かにしてくれたまえ。おかっぱの坊主くん」
イザーク「何が坊主だぁ!この変態仮面が~ぁっ!!!」
ディアッカ「…やれやれ…」

いつものように携帯パカパカやりながら、自分のラーメンを待つシン。
ふと目を上げると、少し離れた席に、見覚えのある人影…。

シン「何で議長まで、ラーメン食ってるんだ~ぁ!」

… 終 …。

それにしても、「ネオ屋台」のひと言だけで、ここまで妄想する自分…大丈夫か?


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