GUNDAM SEED DESTINY IMPRESSION

第46話「真実の歌」


レクイエムの中継コロニーは、全てザフトに制圧された。
五基もあったことに、驚きのプラントの面々。
議長「確かに敵も巧妙だったが、こちらも地上に気を取られ過ぎていたようだ」

ジブリールをついに討ったことも含め、ミネルバの評価は高まる。
残る懸案事項は、大西洋連邦大統領がアルザッヘルにいること。

議長「しかし愚かなものだな、我々も…。
  まさかそんなことにはなるまいという安易な思い込みが、
  とてつもない危機を生むということは、すでに十分知っていたはずなのに、
  今度のことを、またも未然に防げなかった」
  「失われてしまった、多くの命…だがそう思うなら、
  今度こそ本当にもう二度とこんなことの起きない世界を作らねばならん。
  それが亡くなった人々へのせめてもの償いだろう」

…なるほど、そうやって「デスティニープラン」実行に向けて、
 世論を誘導して行くんですね。

射撃訓練中のシンとレイ。そこへ来るルナマリア。
ルナマリア「やっと休息になったのに、何でいきなり射撃訓練なの?」
…ですよね。こいつら息抜きに射撃って…射撃訓練と射的屋さんを間違えてます。
シン「だって、俺もう寝たし、レイがやるって言うから」
…何と言う主体性の無さ!レイがやれば何でもやるのか!?

あきれるルナ、ドアも閉めず追うシン。
ルナ「ちょっと話したいと思っただけよ。
  アスランとメイリンのこと…。
  でも、もういい。
  言いたかったのは、『気にしないで』ってことだけだから。
  生きてるかも…って思うと、私も何だか落ち着かないけど。
  でも、シンは悪くないから。
  命令だったのわかってるし。
  疑いは晴れて無いんだし。
  だから、気にしないでって…それだけ。
  ごめんね」

逃げるように去る、ルナマリア。
…それが本心なのか?それとも、レイに聞かれることを意識してのことか?
 ルナマリアの様子は、微妙な感じでした。

月面都市コペルニクスへ入港するアークエンジェル。
キラとアスランは部屋でおしゃべり中。話題はシンのこと。
アスラン「話してると、彼ら(ギル&レイ)の言うことは本当に正しく聞こえる」
  「シンもそこから抜け出せないんだ、おそらく。
  あいつも夢があって、そのために頑張るヤツだから」

ラクスとメイリンも通路を歩きながらおしゃべり。
…でも、音声はキラ&アスランのまま…。むしろこっちの内容が聞きたいのに!

力無く歌いながら、プールサイドを歩くミーア。
お茶を出すグラサン女。
アークエンジェルが来たこと、あの方(ラクス)も一緒だろうと告げる。
グラさん「ラクス様という方は、常に正しく平和を愛し、
  けれども必要な時には、私たちを導いて共に戦場を駆けてもくださる。
  そんなお方です。
  だから、私たちもお慕いするのです。
  そうで無いラクス様なんて、それは嘘ですわ。
  私は、開戦の折からずっと、議長のお側で頑張ってくださった方こそが、
  本当のラクス様だと思っております」

ミーア「あなた…?」
グラさん「サラとお呼びくださいな、ラクス様。
  お力になりますわ。
  今はそうでなくては、皆困るのですから…。
  そうでしょう?ラクス様」

今さらながら名乗る、グラサン女。
そして、ラクスを演じ続けろと言われ、頭を抱えるミーア。

街に出るラクス、メイリン、キラ、アスラン。
ブリッジで見送るマリューとネオ。
ネオ「あんたはいいのか?」
と、マリューを誘う。
ネオ「ずっと艦の中じゃ、あんただってキツいだろ?」
思い出すのは、スティング、アウル、ステラ…。
マリュー「でも、大丈夫よ。私はここで…」
ネオ「んじゃ、とりあえず今は艦内をエスコート」
マリュー「ええっ?」
ネオ「あ、お風呂入んない?一緒に…」
マリュー「はあ…ちょっと!
  何かやっぱり別人なんじゃない?」

ネオ「ええ?そう?」
…いやむしろ、女性に対する軽さは同一人物のように思えましたが。
 そして、何だかんだ言いつつも、付いて行くマリューさん。
 果たして、風呂には入ったのか!?

買い物を楽しむラクス&メイリン。
アスランは仏頂面。
キラ「大丈夫だよアスラン。もう僕もラクスも…。
  だからそんなに、ひとりで頑張んなくていいから…ね」

そこへ、赤いハロが(通常の3倍のスピードで?)跳ねて来る。
一緒のカードには「助けて!殺される!」というミーアのメッセージが…。

メイリン「なんか…、思いっきり罠ですね」
アスラン「ああ、だが放ってはおけない」
アスランは、ラクスとキラを艦に戻そうとするが…、
ラクス「私はお会いしたいですわ、彼女に…」
結局、みんなで行くことに。

ミーアの待つ野外劇場に来る4人。
ラクス「なら、わたくしと一緒に参りましょう」
ミーア「あれはあたしよ!あたしだわ!」
ラクスであることをやめられない、ミーア。
ミーア「あたしがラクス!何が悪いの!?」
銃を構えるが、アスランに撃ち落とされる。

ラクス「名が欲しいのなら差し上げます。姿も…。
  でも、それでもあなたとわたくしは違う人間です。
  それは変わりませんわ」
  「わたくしたちは誰も、自分以外の何にもなれないのです。
  でも、だからあなたもわたくしもいるのでしょう…ここに。
  だから出会えるのでしょう、人と…そして自分に。
  あなたの夢はあなたの物ですわ。
  それを歌ってください、自分のために。
  夢を、他人に使われてはいけません」

グラサン女(サラ)が狙撃銃で狙っている。
キラとメイリンが通路の前後を警戒しているが、それでは手落ちだろ!?
…と思いきや、上空の偵察機(トリィ)がこれを発見!
一同、間一髪で狙撃を避ける。
サラの仲間(黒服)たちも出て来て襲撃に加わる。
狙撃銃、自動小銃、手榴弾などで武装している連中を、
拳銃一丁で次々と倒すアスラン。

ほとんどやっつけた所に、ネオのアカツキ登場。
ネオ「大丈夫か?ボウズども!」
キラ「遅いです!ムウさん!」
ネオ「はあ?」
…あんなにネオだって言ったのに、まだムウと呼ぶか?と仏頂面のネオ。
 いや、それよりも風呂の途中で呼び出された怒りですか???

ラクスたちをアカツキの手に乗せようとする。
しかし、まだ生きていたサラが銃の狙いを…。
それに気付いたミーア…ラクスをかばい、自分が弾に当たる。
瀕死の状態なのに、自分の写真(整形前)を差し出すミーア。
ラクス「明るい、優しいお顔ですわ。これがあなた?」

キラ「早くアークエンジェルに!」
と、言いながらも固まっている一同。
特にアスラン、回想しっぱなし!
アスラン「くそぅ!」
床を殴りつけ、泣くアスラン。
ラクスの腕に抱かれ、眠るように目を閉じるミーア。

…終…。

ラクスがとってもいい事言いました。
「わたくしたちは誰も、自分以外の何にもなれないのです。
でも、だからあなたもわたくしもいるのでしょう…ここに。
だから出会えるのでしょう、人と…そして自分に。
あなたの夢はあなたの物ですわ。
それを歌ってください、自分のために。
夢を、他人に使われてはいけません」

「運命」に流されてはいけない、「自由」が大切だ!
これまでラクス陣営は、そう主張してきました。
今回それに加え、個人のアイデンティティを尊重すべきであると語られました。
いくら「自由」だからと言って、他人のパクリは良くないよ!
ということですよね。
…そのくせパクりまくってるこの作品って一体…?

そういえば、月って地球より引力が弱いはずですが…。
みなさん地球上と同じように行動してましたね。
月面都市って、人工重力を使っているのでしょうか?
(コロニーのように遠心力は使えないと思いますが、一体どうやって?)

【追記】
そういえば、メイリンが履いてた靴下…白の三つ折でした。
そんなの今時、「リリアン女学園」ぐらいかと…。
やっぱり、メイリンは「マリみて」愛読者だったということですね!
マリア様がみてる イン ライブラリー (by SEED DESTINY キャラ)

次回「ミーア」
悪夢の世界、立ち向かえ!フリーダム!

数枚の写真以外は、使い回しのカットばかりのようですが…。
まさかこの期に及んで実質総集編をやろうと言うのでは???
いや、このスタッフならやりかねん!


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